こんにちは、パパ~ン(@paparn883)です。
「優しい」って、どういうことを指すのだろう?
「強い」って、どういう事だろう?
「勉強」って、何の為にするんだろう?
その疑問に、答えてくれる本の紹介です。
喜多川泰さん著 『ソバニイルヨ』 幻冬舎
喜多川泰さんの著書は、とにかく心に響く。
本書は、思春期の男の子が、自律思考型のロボットと生活していく中で、成長していく物語
思春期の子供を持つ親御さんや、接する人。
思春期の子供に、ぜひお勧めです。
「優しい」って、どういうことを指すのだろう?
ぶっちゃけ、永遠のテーマですよね。
優しいの定義って、何だろうと思って、ぱっと思いつくのが
- 弱いものを、守る/助ける
- 相手が嫌がる事を、しない
- 相手の立場を尊重する
自分の事より、他人の事を考えて、行動できる。
これが優しさの定義かな~って。
私自身、親として、子供に『優しさ』をどうやって教えるか?気づかせてやれるか?
自分の子供が、心豊かに生きていくためには『優しさ』を身に付けてほしい。
そう思って、子供には接しています。
まさに、主人公のお父さんの気持ちに、共感しっぱなしでしたね。
本書のお父さんは、『教えるのではなく、経験を通じて学んで欲しい』と言ったスタンスでした。
それも、思春期の子供が、親の言う事を素直に聞かないのを、見越した上での行動。
素晴らしい!って思いましたね。親の愛は、子が思うより深い。
私も、自分の子供が思春期を迎えた時は、本書を参考にしようと思ったのは、ここだけの話。
「強い」って、どういう事だろう?
単純に、腕力がある、喧嘩が強い。
これが、思春期の男の子が思う『純粋な強さ』ではないでしょうか?
大人になるにつれて、腕力や喧嘩の強さは、強さの一部である。
それが、すべてでは無いって事に気付きますよね。
むしろ、強さとは、心の持ち方、心の考え方だと、パパ~ンは思います。
強さとは、誰の為に使うのか?何の為に使うのか?
答えは簡単です、自分の為ではなく、他人の為に使えるのが、本当の強さです。
本当の強さを持っている人は、強さの使い方を分かっています。
弱いものを、いじめる為に使う力は、強さではありません。
それは、弱さです。
自分を誇示する為に使う力は、強さではありません。
それは、虚勢です。
私自身も、思春期には『弱さと虚勢』が大半を占めていました。
だからこそ、『弱さと虚勢』は何も生みださない事を、少なからず知っています。
だからこそ、今は、本当の強さに、少なからず気付けた気がしています。
それは、人に助けられ、人と出会う事でしか、気付けません。
出会いは、人を成長させる。
行動を起こせば、共感してくれる人が、力を貸してくれる。
自身の経験と、本書の物語はすごく重なる部分が多く、引き込まれましたね。
「勉強」って、何の為にするんだろう?
これ、中学生、高校生なら、絶対に思うキーワードですよね。
当時は、私もそう思いました。
今は、もちろん違います。
それは、何故か?
人の役に立つには、知識や行動力が必要。
その為には、インプット(勉強)が必要。
つまり、人の役に立つ為には、勉強が必要なんです。
だから子供には、貪欲なまでに、勉強をして欲しいと思います。
勉強が好きになって欲しいと思っています。
『好きこそ物の上手なれ』とは、よく言ったものだと思います。
『好きこそ物の上手なれ』
【注釈】誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものである。
芸事は、無理して嫌だと思いながらやっても、成長はないということ。ー故事ことわざ辞典ーより
ここまで読んで、気づいた人もいるかもしれませんが、私は『学校の勉強』とは一言も言ってません。
まずは、自分の好きな事を、貪欲に学ぶ。遊びでも、趣味でも。
好きな事に集中できて、自分で学べる子になって欲しい。
それが、学校の勉強も、それなりに楽しめる子になると思っています。
最後に
本書の紹介なのに、本書の中の、引用をあえて使いませんでした。
なぜなら、その一言で、あなたが読んだ時の、新鮮な感動を奪いたくなかったからです。
本書は、中学生~子を持つ親御さんまで、とても幅広い人に、オススメです。
自身の子供に読ませいたな、と思いつつ、時期が来たら、私も読み返そうと思います。
思春期の子を持つ、親の苦労…
親から、「あなたも、親になってみれば解る」と言われた事が、本書を通じて何となく理解。
我が子の成長を楽しみながら、時期が着たら、親父としての役目を楽しみたいと思えた一冊。