こんにちは、パパ~ン(@paparn883)です。
みなさんは、マーケティングって勉強したことありますか?
私は理系畑なので、まったく勉強したことありませんでした。
ところがマーケティングを勉強してみたら、コミュニケーション能力の向上に非常に使えるって、気づいたんです。
私自身、職場や人には、結構出会っています。
そのためコミュニケーション能力については、ある程度自信があります。
本書を読んで、もっと早くにマーケティングとは何たるか?を知っていればな~って。
無意識に自分がとっていた行動は、こういうことか!って沢山気づく事が出来ました。
これから、コミュニケーション能力を向上させたい!
今後は、円滑な人間関係を築きたい!
そんな願望がある人に、『マーケティングをコミュニケーションの武器にしてみると良いよ』って事でお勧めな本がこちら。
ドリルを売るには穴を売れ
人間関係にも、利害の一致が重要!?
『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』とアルフレッド・アドラーさんは、断言しています。
簡単に言うと、『対人関係に問題がなければ、悩みは無くなる』って言ってるんですね。
対人関係の問題に使えるな~っと思ったのが『マーケティング理論』です。
マーケティングで言われる、『顧客にとっての価値』。
これは、上司部下、先輩後輩、友達同士と、どのパターンでも当てはまります。
言い換えれば、『あなたが、相手にとって有益な何かを持っているか?』って事なんです。
『あなたが、提供した何か』が相手にとって嬉しいものであれば、利害は一致します。
例えば
- 『面白い人×笑顔になりたい人=お互い笑顔』
- 『教えたい人×知りたい人=ニーズの合致』
- 『のどが渇いた×自動販売機=ジュースが売れる』
どんな事にも置き換えが可能なのが『顧客にとっての価値』なんですね。
つまり、あなたが相手と仲良くなりたいなら、『相手があなたを必要とする事が不可欠』なわけです。
これが成り立って、初めて円滑な人間関係が開始されます。
あなたの周りの、一緒にいて『居心地が良い人、悪い人』を思い浮かべると納得できるのではないでしょうか?
自分の利益だけでは、人は離れていく!?
『相手に損ばかりさせると、人は離れていく』
文章で見ると、当り前じゃん!って思いますが・・・
意外と気づかずに、相手に損をさせていることって多いんです。
一番分かり易い所で、『自分話(自慢話)だけをしてる人』ですね。
自分の話をしている側は、楽しいですよね?
逆に相手の自慢話を聞いているだけって、つまらないですよね?
仕事でも打ち合わせの時に、自社の都合やメリットだけを言う人って多いです。
でもこれって、自分の自慢話をしてるのと変わらないんですよね。
自分も仕事の打ち合わせの場では、気をつけるようにしています。
特に、『こちらの売りは、ちゃんと相手の利益になっているか?』
これには気を付けて、話す内容を組み立てています。
逆に、得意先のニーズに応えられない時は
- 出来ない理由を言うからには、相手のニーズに対する別案を提案する
- 相手のメリット・デメリットを見える化し、提案に対し、相手に選択を委ねる
と言った、落とし所は必ず作るようにしています。
漫才で言うところの、オチですね。
ちゃんと落ちる所に落ちて、話を終える。これが一番美しい(笑)!
この落とし所が、相手にとって、時間を作ってでも私と会う理由になるわけです。
これが出来れば、困った事が起きると「パパ~ンさん何か手はないですか?」って頼られます。
本書を読んでいただけると解りますが、『密着軸』の対応ですね。
逆に一緒になって「どうしましょうね?」では、相手は困ってしまいます。
そうなると、次はなかったり、落とし所を上司が提案して納めてしまったり。
その結果、人脈も信頼も全く手に入りません。
つまり、相手に損をさせてしまうので、人が離れていくって事につながってくるんですね。
無償の愛は、存在する!?
そうは言っても、人間関係は利害の一致だけじゃない!って意見もありますよね。
私も、そう思っていた時期がありました(汗)。
しかし悲しいかな、そうではない事に気付いてしまった…
なぜか?
人には、認められたいと思う『承認欲求』。
人に貢献したいと思う、『貢献欲求』。
この二つが満たされて、初めて幸せを感じられるんですね。
と言う事は、無償の愛は『人の為に行動する事で、自分が満足する』貢献欲求を満たしてる。
これが、無償の愛の正体なのではないかと思っています。
(自分を犠牲にしてでも行う自己犠牲も、貢献欲求に含まれます)
もちろん、じゃー無償の愛は意味がないのか?って言うと、そんなことはありません!
貢献欲求は他人の為の行動です。
貢献は人として素晴らしい行動です。
1人ひとりが他人への貢献を大事にする事で、いじめも貧困も無くなります。
今日から、あなたもどんどん貢献しちゃいましょう!
最後に
利益だけで、人間関係の全ては語れません。
しかし、『利益で語れる人間関係がある事も、また事実』なんです。
これを理解すると、人間関係はぐっと楽になります。
自分は何ができるだろう?と考えた時に、一番簡単な答えがあります。
それは『今あなたが出来るベストを尽くす』たったこれだけなんです。
「貧乏くじだとか、何で自分が」って思うことって沢山ありますよね?
でも『今できるベストを尽くそう!それが自分が出来る他人への貢献だ!』って思って行動してください。
その行動が、あなたがビックリするぐらい良い人間関係を築く元になります。
そして、その先には『利益抜きで付き合える、一生の仲間』が見つかります。
他人への貢献(顧客の利益)を意識して行動している人は、とても魅力で溢れています。
なぜなら、相手から利益を奪うのではなく、相手に利益を与えてくれる人だからです。
そんな大事な事を学べた、マーケティングの本『ドリルを売るには穴を売れ』
相手の利益を考えるには、もってこいの一冊です。